
「運動不足が気になる…」「休日をもっと有意義に過ごしたい」
そんなあなたにぴったりなのが、サイクリングです。
特に、40代からの趣味として自転車はおすすめ。無理なく体を動かせて、景色やグルメも楽しめるのが魅力です。
今回は、初心者にもやさしく、瀬戸内の自然と歴史、そしてグルメが満喫できる広島県・江田島(えたじま)のサイクリング旅をご紹介します。
私自身、江田島に行きサイクリングコースの走り易さや気候、景色、グルメ、どれも申し分ないほどの魅力を感じました。
多少のアップダウンはあるものの初心者でも十分過ぎるほどサイクリングを堪能出来るのではないでしょうか。
その他に自転車未経験の方でも安心して走れるコースや、立ち寄りたい絶景ポイント、地元で人気の食事スポットもあるのでぜひ最後まで読んでいただき参考にしてください。
1.江田島サイクリングの魅力

江田島(えたじま)は、広島県南西部に位置する島で、瀬戸内海に浮かぶ美しい自然に囲まれた地域です。広島市からはフェリーでアクセスでき、所要時間はおよそ30分ほど。
アクセスが良く、気軽に日帰り旅行ができるのも魅力のひとつです。
もともとは旧海軍兵学校のあった場所としても知られ、歴史ある建物や資料館もあり、観光地としての側面も持っています。
さらに、温暖な気候と穏やかな海、緑豊かな山々が広がる環境から、近年はサイクリングスポットとして注目を集めています。
サイクリングに最適な理由
1. 【アップダウンのある島内道路で程よい運動】
江田島は島全体がアップダウンに富んでおり、走りごたえのあるコースが揃っています。といっても、急な坂道ばかりではなく、初心者でも挑戦しやすい緩やかな道や海岸線沿いのフラットなコースもあります。自分のレベルや体力に合わせてルートを選べるのが嬉しいポイント。
2. 【瀬戸内海の絶景が広がる】
サイクリング中に見える景色も江田島の魅力です。特に海沿いのルートでは、瀬戸内海の穏やかな海と多島美(たとうび/島々が連なる美しい景観)を一望できます。朝日や夕日の時間帯には、思わず立ち止まって写真を撮りたくなるような絶景が広がります。
3. 【地元グルメでエネルギーチャージ】
江田島では、地元産の柑橘類、海産物、そして最近では「えたじまオリーブ」なども話題に。ライドの途中に立ち寄れるカフェや直売所では、島ならではのグルメが楽しめます。特に「オリーブオイルを使ったお土産」や「しらす丼」はおすすめです。
4. 【交通量が少なく安全】
都市部と比べて交通量が少なく、道幅もゆったりしているため、サイクリング初心者でも安心して走れる環境です。地元の方も自転車利用者に慣れており、あたたかく迎えてくれる雰囲気があります。
2.初心者におすすめ!江田島サイクリングモデルコース(小用港)
【全長:約25km/所要時間:ゆっくり走って約3〜4時間】
1. 【スタート】小用港(江田島市)

広島港からフェリーで小用港へ。港のすぐ近くにあるレンタサイクル「えたじまサイクルステーション」で、電動アシスト付き自転車を借りれば、体力に自信がない方も安心です。
写真は江田島のサイクリングマップに掲載されている小用港からのルートマップになります。
他にも切串港や三高港からのスタートもあります。自分の走れそうな距離に合わせてルートを参考にサイクリングしてみて下さい。
2. 海沿いを走って「旧海軍兵学校(現・海上自衛隊第1術科学校)」へ

海風を感じながら、のんびり海沿いを走るだけで気分爽快。歴史を感じる赤レンガの建物が立ち並ぶ旧海軍兵学校は見応え十分。事前予約で見学も可能です。
3. 絶景ポイント「三高山展望台」(坂道あり)

少し登り坂がありますが、展望台からの眺めは最高!晴れた日は瀬戸内海に浮かぶ島々が一望できます。ここで少し休憩をとるのもおすすめ。
4. ランチは「島の駅 しおまち」で

地元の海産物を使った定食やカキフライ、しらす丼が人気。テラス席から海を眺めながらのランチは、心も体も癒されます。
5. カフェ・タイム

小用港からオイスターカフェ江田島までの距離は約2.4kmです。自転車での移動なら約10分程度で到着できるため、サイクリング途中の立ち寄りに最適です。

【オイスターカフェ江田島の魅力】
サイクリングに最適な立地
小用港からアクセスしやすく、道中には美しい海岸線が広がります。海と空の澄み切った景色「江田島ブルー」に癒されながら向かうことができます。
絶品の牡蠣料理
江田島産の新鮮な牡蠣を使った料理が楽しめます。牡蠣フライや漁師焼きなど、瀬戸内海の恵みを活かしたメニューが充実しています。
開放的なロケーション
瀬戸内海を一望できる絶景の中で食事が楽しめます。壁一面がガラス張りの店内は、まるで空中庭園のような雰囲気で、日常を忘れる贅沢な時間を提供してくれます。
リノベーションされた小学校跡地
元小学校をリノベーションしたユニークな建物で、歴史的な趣を感じながらくつろげます。門柱など当時の面影が残されており、特別感があります。
OYSTER CAFE江田島 – Oyster Factoryにあるオイスターカフェ
6. ゴール:小用港へ戻ってサイクリング終了
帰りは少しルートを変えて、海沿いの道をゆっくり戻りましょう。疲れた体も、穏やかな景色が癒してくれます。
3.初心者でも安心して楽しめる理由

安心ポイント①:交通量が少なくて走りやすい!
江田島の道は、都市部と比べて車の通行がとても少ないのが特徴。特に、海沿いの道や集落を抜けるルートは、自転車でのんびり走るには最高の環境です。
地元のドライバーさんたちも自転車に慣れていて、やさしく道を譲ってくれることも。ストレスなく走れるから、「サイクリングって楽しい!」という気持ちを素直に感じられます。
安心ポイント②:道が分かりやすく、迷いにくい!
江田島は1つの島に集落が点在しているため、道がシンプルで迷いにくいのもポイント。ルート案内の看板や地図も整備されているので、土地勘がなくても安心です。
しかも、地元の人に道を聞くと、みんな親切に教えてくれます。「こんにちは!」と声をかけ合える温かい雰囲気も、サイクリング旅ならではの魅力です。
安心ポイント③:レンタサイクル&休憩スポットも充実
江田島には、初心者でも安心して使える電動アシスト付きのレンタサイクルが用意されています。坂道が多いところも、電動ならスイスイ登れて快適!
さらに、海を望むカフェや直売所など、立ち寄りたくなる“ごほうびスポット”も充実しています。疲れたらすぐに休めるので、無理せず自分のペースで楽しめますよ。
レンタサイクル | 江田島市観光協会【公式】広島県 江田島市の観光・体験・宿泊・イベント情報
安心ポイント④:海と山の絶景に癒される

走るたびに現れる、キラキラと光る瀬戸内海、遠くに浮かぶ小さな島々、そして緑あふれる山々。江田島の自然は、ただ「運動する」だけじゃない、心がほどける時間をくれます。
車の音が少ない静かな道で、風の音、波の音、鳥のさえずりを聞きながらペダルをこいでいると、「こんな時間、久しぶりだな」と感じる人も多いはず。
お薦めの絶景が【しびれ峠】です。ここから見える景色はとても綺麗で来て良かったと思われる絶景のひとつです。
なぜ【しびれ峠】というのか、「しびれるほど良い景色だから」だそうです。
4.江田島で味わいたいおすすめグルメ
● カキ料理

広島といえばやっぱりカキ(牡蠣)。江田島でも新鮮なカキ料理が食べられます。冬〜春にかけてのシーズンは特におすすめ!

Shima no Daidokoro (Island’s Dining) SHUNSAI
江田島で一番人気のカキ料理店として多くの地元民や観光客から支持されているのが「島の台所 旬彩」です。特に大粒でジューシーな『カキフライ定食』は、旬の時期には行列ができるほどの人気ぶり。
厳選された新鮮な牡蠣を使い、サクサクの衣と濃厚な旨みが絶妙にマッチします。ランチ・ディナーともに利用しやすく、和食を中心に牡蠣の魅力を存分に味わえる点が高評価。
家族連れやグループ、カップルにもおすすめで、江田島のカキ料理を代表する存在です。
● しらす丼

地元産のしらすをたっぷり使ったしらす丼は、あっさりしていて疲れた体にぴったり。

オーナーの実家で獲れた新鮮なしらすを使った『釜揚げしらす丼』が名物。素材の良さを活かしたシンプルな味付けで、しらす本来の旨みとふんわり食感を堪能できます。
店内はカジュアルで落ち着いた雰囲気、ランチ・ディナーともに利用しやすく、観光客にも地元民にも愛される一軒です。牡蠣料理も豊富なので、海の幸を存分に楽しみたい方にもおすすめです。
● 自家焙煎コーヒー&スイーツ

海辺のカフェでのんびり楽しむスイーツとコーヒーは、サイクリングのご褒美タイム。おしゃれな空間で癒されてみては?

CoffeeRoastSereno(コーヒーローストセレーノ)
自家焙煎コーヒー専門店として地元で高い評価を受けているカフェ。店内で丁寧に焙煎されたコーヒーは香り高く、コーヒー好きにはたまらない一杯が味わえます。
バリアフリー対応で、落ち着いた雰囲気の中ゆっくりと過ごせるのも魅力。スイーツとのペアリングも楽しめるので、コーヒーと甘いものをじっくり堪能したい方におすすめです。
5.江田島サイクリングに必要な持ち物チェックリスト

江田島サイクリングを楽しむために、初心者でも分かりやすく必要な持ち物とその理由を丁寧に解説します。
必ず持っていきたい基本の持ち物
- 自転車
まずは自分の自転車でOKですが、江田島ではレンタサイクルも充実しています。ロードバイクやクロスバイク、電動アシスト自転車など、体力や目的に合わせて選びましょう。 - ヘルメット
安全のため必須です。転倒や事故時に頭を守ります。レンタルも可能なので、必ず着用しましょう。 - サングラス
走行中の虫や砂、日差しから目を守ります。目の保護と快適な視界のためにおすすめです。 - グローブ
転倒時の手の保護や、長時間の走行で手が痛くなるのを防ぎます。滑り止めやクッション性のあるものが理想です。 - 身分証明証
レンタサイクル利用時や万が一のトラブル時に必要です。免許証や保険証を持参しましょう。 - ライト・テールライト
トンネルや夕方以降の走行時に必須。自分の存在を周囲に知らせるためにも重要です。 - パンク修理用工具セット
予期せぬパンクに備えて、修理キットや予備チューブを持っておくと安心です。レンタルサイクルでも貸し出しがある場合があります。
できれば用意したい持ち物
- 動きやすい服装・サイクルウェア
最初は普段の運動着でOKですが、長距離や本格的に楽しみたい場合はサイクルウェアが快適です。夜間やトンネル走行時は反射材付きが安全です。 - 飲み物・補給食
サイクリング中はこまめな水分補給が大切。500mlのペットボトルやスポーツドリンク、エネルギーゼリーやスポーツ羊羹など、手軽にカロリー補給できるものを持参しましょう。 - 運動靴
底がしっかりした運動靴がベスト。靴ひもはチェーンに絡まないよう短くまとめておきましょう。 - レインウェア
急な天候変化や休憩時の防寒対策に。コンパクトに収納できるものが便利です。 - リュックサックやサイクルバッグ
荷物は最小限に。サイクルウェアのポケットや小さめのリュックが便利です。

江田島ならではのポイント
【フェリー代・現金】
江田島へはフェリー移動が一般的。乗船料や飲食、休憩時のために現金も用意しましょう
こちらから宇品港や呉から江田島までのフェリーの時刻表や料金など確認する事が出来るので参考にしてみてください。
【地図やスマートフォン】
サイクリングマップやスマホの地図アプリがあると安心。江田島市観光協会のサイクリングマップも活用できます。
ウェブ版の江田島のサイクリングマップです。マップが小さく少し見づらいからもしれませんので拡大して見る事をおすすめします。
【保険】
万が一に備えて自転車保険やレジャー保険への加入もおすすめです。自転車は軽く走るだけでも時速15~20kmは出ます。接触事故を起こし相手を死亡させる可能性もあります。
安くてお手軽な自転車保険をいくつか紹介しますので参考にしてみてください。
自動車の保険やクレジットカードに付帯している事もありますので、まずは付帯しているか確認してから加入を検討してみましょう。
【おすすめの自転車保険】(安くて手軽)
保険名 | 月額保険料 | 特徴 | 加入方法 |
---|---|---|---|
PayPayほけん「あんしん自転車」 | 月額140円~(年間1,680円~) | ネットで簡単申込、賠償責任補償1億円、示談交渉サービスあり | PayPayアプリから最短1分で加入 |
セブンイレブン自転車保険 | 月額約333円~ | コンビニで手続き可能、家族プランもあり | セブンイレブン店頭 |
eサイクル保険(東京海上日動) | 年間2,080円~ | ネットで手続き、必要最低限の補償でコスパ良し | ネット申込 |
サイクルライド保険ミニ | 月額165円~ | 通院補償あり、賠償責任・ケガの補償も充実 | ネット申込 |
【選び方のポイント】
- 賠償責任補償:万が一の事故で相手にケガをさせた場合に備え、1億円以上の補償があると安心です。
- 保険料:月額140円~300円程度で十分な補償が受けられるプランが多いです。
- 加入のしやすさ:ネットやコンビニで手軽に申し込めるものが便利です。
- 示談交渉サービス:事故時の対応を保険会社がサポートしてくれるサービスがあると安心です。
「PayPayほけん あんしん自転車」や「eサイクル保険」は、月額140円~と非常にリーズナブルで、ネットから簡単に加入できるため、初心者にもおすすめです。
6.まとめ:江田島は40代からのサイクリングデビューに最適!

今回は江田島のサイクリングについて記事を書きました。
江田島は、美しい自然、穏やかな道、そしてグルメと歴史が楽しめる、初心者にも優しいサイクリングスポットです。
特に40代からサイクリングを始めたい人には、ちょうどいい距離感と景色の変化が魅力。
私自身が実際にサイクリングをしてみて、こんな近場でこんなに走り易いところがあったのかという驚きとこんなにも魅力がある場所だったという感動。
広島ではサイクリングといえばしまなみ海道が有名ですが、他にもたくさんサイクリングコースがあります。それはまたの機会にご紹介させてください。
江田島ってどんなところ?という人にはぜひ一度行ってみて体験して欲しい場所のひとつです。
次の休日は、ぜひ江田島でサイクリングデビューをしてみませんか?
体も心もリフレッシュできる、最高の1日が待っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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